2007/01/21

円錐ウキの作り方(4)

自作:

円錐ウキの作り方(4)

成形の準備:

■丸材を適当な長さに切断します。
郵便ハガキなどの厚紙を丸材の外周ぴったりに巻き、セロテープなどで留めておくと、同寸の材料を簡単に作ることができます。ハガキを切断したい長さにしておきます。

【厚紙ならなんでもOK】


【採寸用、厚紙の冶具】


鉛筆などで外周をマーキングしていきます。ワタシの場合は長さを45mmに設定しています。出来上がりは45mmよりだいぶ短くなりますが、成形前は長さがある程度ないと誤差を吸収できないことがあります。

【後は引線通りにノコギリなどで一つずつ切り落とすだけ】


【丸材が短い時は万力のようなものがあると便利】


【切断面のバリを適当に落とします(省略可)】


■丸材の中心にクギを差し込むための穴を開けます。
クギの外径に合わせたドリル刃を使用します。ここでは用意したクギに合わせて2.5mm径のドリル刃を用います。ここで開ける穴に最終仕上げ工程で中通しのパイプを挿入しますので、パイプ外径より大きい穴を開けることはできません。クギの太さとパイプの外径に注意して下さい。鉛直を正確にとってから穴を開けるのがベストですが、写真のようなドリル台(3千円台程度)を購入する以前は、適当に目分量で穴を開けていました。それでも作れます。ごくまれに不良材料が生じる程度です。      
【ドリル台】  


ここではそう神経質にならなくても、成形過程で何とかなります。ドリル台を使用しても、廉価な台では必ず同じ位置に穴を開けられるわけではありません(ドリルがぐらぐらする)。ただし、ドリル台を使用すれば、鉛直(穴が丸材の外辺に対して平行)は確保できます。      
【台はなくても気合でいけます】


■ウキの下部に当たる側に丸玉オモリ用の穴を開けます。
低重心型のウキになります。オモリを真ん中あるいは上部に位置させたい場合(高重心型)は、穴を深く開け、オモリを挿入した後に穴径に合った丸棒を差し込んで余分をノコギリで落とします。細い径の丸棒はラミン材などのものしか(種類が少ない)ありませんので、木材が異なることで成形時につなぎ目がうまく平らに削れないことがあります。      
【鉛用の穴、ここでは8mm径】


最初にとっつきやすい作り方は、やはり最下部にオモリを仕込むやり方です。ワタシは殆どコレです。高重心型のものもいくつかチャレンジしましたが、横(水に浮かべて水平)方向の重心が傾いてしまうことが多く、意外に難しいものです。0.8号の丸玉鉛を使用する場合は、8mmのドリル刃(丸棒を使う場合、やはり同径)を用います。      
■丸玉鉛を瞬間接着剤で固定します。      
【かなり不揃い・・・でも何とかなります】


あらかじめオモリの中通し穴にヨージ、ステンレス棒(古い天秤などの再利用)やクギなどを差し込んでおき、ウキ側の中心穴となるべく平行になるように、瞬間接着剤などを垂らした後で打ち込んでいきます。再度ドリルで穴を開け直すので適当でも良いのですが、ドリルで穴を開けていく時にドリルが真っ直ぐに入っていかないことがあります。      
【ウキの穴と平行に打ち込んでいきます】

オモリと丸材の間に隙間ができますが、特にパテで埋めたりはしていません。ワタシの作り方では、この部分はウキの成形過程で削り落とされていきます。底面がずんぐりになりますが、鉛をウキの中心寄りに埋め込まない限り、底を尖らす成形は難しいです。松山ウキ(松田名人ウキ)のようなフォルムは素人には無理です。瞬間接着剤がオモリの外周側にも付着していると成形の時に溶けて汚くなりますので、適量を心がけますが、あまり少ないと成形過程で剥がれてしまいます(特にクギを差し込む際)ので、加減を肌で覚えます。      
■再度、ウキの中心穴をドリルでゆっくり開けていきます。
鉛の部分は少し緩めに開けます。クギを差し込む時にオモリを押して剥がしてしまうことがあります。     
 
【穴開けはゆっくり慎重に】


■クギを差し込みます。
あらかじめドリルチャック部にクギを固定しておき、ドリルをゆっくり廻しながら丸材を押し込んでいきます。成形しやすい向きは好みが分かれると思いますので、適宜。差し込み終えたら、成形準備完了です。      
(続く)
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